4月19日告示、24日投開票の日高町町長選挙と同時で行われる議員補欠選に、環境保護活動などに取り組んでいる団体、アイデアルの代表嶋田奈津子さん(40)=志賀=が11日、立候補の意向を表明した。議員補欠選への出馬表明は今回が初めて。

 嶋田さんは子育て、環境、原発などの社会問題に関心があり、以前から議員選挙への立候補を考えていたという。3人の子を育てる母親で、「子ども、女性、地球(環境)の3つの目線を行政に届けたい」と出馬を決意した。抱負については「子どもたちがふるさとの日高町に住みたいと思うようなまちにしていきたい」と話している。

 アイデアルの活動としては、海岸のゴミを拾いながらピクニックを楽しむ「ビーチ&クリーン」を2018年4月から行っているほか、20年4月からは「自然栽培や有機農業で育てる農家と消費者をつなげたい」と月1回の割合でオーガニック・マーケットも開催している。

 議員補欠選挙はほかに擁立の動きはみられず、今のところ1人の欠員に対してちょうどの状況。町長選挙も現職の松本秀司氏以外に立候補の表明はなく、どちらも無投票ムードとなっている。