鈴を振って縁起物を授ける福娘

 「えべっさん」で親しまれている「十日えびす」が9日から始まり、各地の神社は商売繁盛や五穀豊穣、一年の福を願う多くの参拝者でにぎわった。

 日高川町江川の丹生神社では宵えびすの9日、敬神婦人会のメンバーとともに、福娘で松瀬の松井泉樹さん(丹生中2年)、美咲さん(同1年)の姉妹が参拝者を歓迎。鈴を振り福笹などの縁起物を授けた。笑い祭で知られる神社で、境内は笑顔であふれた。

 毎年来ているという山野出身の谷智也さん(39)は「土木関係の仕事をしていて今年独立しようと思っています。新たな出発、いろんなチャレンジへ、楽しく、いいことがあれば」。福娘を務めた2人も「仲良くいい年にしたいです」と笑顔を見せ、泉樹さんは「今年は3年生になるので、こつこつ勉強、クラブも頑張りたい」、美咲さんも「いい思い出をたくさんつくれるようにしたい」と話していた。