日高川で一斉放水(日高川町)

 美浜町と日高川町で7日、新年恒例の消防出初め式が行われた。

 美浜町は松洋中学校で行い、3つの消防団分団から計72人の団員と車両が参加。来賓には中村一人日高振興局長、小西威寿日高広域消防長らを迎え、籔内美和子町長が昨年の突風や地震の自然災害を振り返り、「これからも町民が安心して暮らせるよう、一層のご尽力をお願いしたい」とあいさつした。県・日高地域消防協会からの永年勤続団員への表彰状伝達も行われ、最後に久保博巳団長が住民の生命と財産を守る決意を示した。

 日高川町は小熊広場で行い、8分団250人の団員と山野、江川の婦人防火クラブの50人、消防車両22台が参集。人員報告や観閲のあと、西泰海団長は「町民が安全で安心して生活できるよう、火災・災害を最小限に食い止め、尊い命、財産を守り抜く心意気で、1年間頑張ってもらいたい」と訓示。勤続表彰や退職団員への感謝状贈呈も行われた。

 式典後は入野の日高川河川敷に移動し、ポンプ車や可搬式ポンプから一斉放水。20本のホースが力強い水柱を上げ、士気を高めた。