たいまつに火をつける役員ら

みなべ町西本庄、須賀神社(前芝弘知宮司)で元日未明、たいまつで今年の稲の作柄を予想する恒例の「火占い神事」が行われた。


 古くから続いている伝統行事。境内に「早生」「中生」「晩生」の札をつけた3本のたいまつが用意され、神社役員がそれぞれに点火。燃え尽きる早さで豊作の順番を占った。風にゆられた炎が勢いよく燃え上がり、暗闇を幻想的に照らしていた。今年の豊作は一番早く燃えた「早生」。次いで「晩生」、「中生」と続いた。


 前芝宮司は「壬寅(みずのえ・とら)は動くとき。この2年間コロナで辛抱してきたが、今年は動き出して活気づくような1年になってほしい」と願いを込めて話していた。