1本1本丁寧にしめ縄作り

 「おたきさん」の愛称で知られる印南町印南原の瀧法寺で26日、同寺の滝や夫婦杉、大師堂などに掲げるしめ縄作りが行われた。

 しめ縄は大小合わせて約60本あり、役員ら30人が、吹雪く厳しい寒さの中、1本1本丁寧に、思いを込めて作業していた。滝や夫婦杉にかける大しめ縄は長さ2㍍ほどあり、わらを少しずつ継ぎ足しながら長い一本にしていった。このあと、古いしめ縄と取り換え、迎春準備を整えた。

 西山宝性住職は「しめ縄にはみんなが結束するという意味が込められています。わら1本は弱いですが、結束すれば強くなります。来年もみんなが束になっていい年を迎えられれば」と願っていた。