町に必要な政策のテーマを絞り込む若手職員

 日高川町は若い職員の柔軟なアイデアを生かした政策等を検討するため、若手職員政策提案プロジェクト会議を設置。21日に第1回会合が開かれ、21人が町の課題や新たな政策のテーマについて考えた。

 2期目に入った久留米啓史町長が、まちづくりについて若手職員の意見を聞くために設置した。町の現状や課題を再認識し、未来の町に必要な政策を若手職員ならではの柔軟な発想で創出するだけでなく、所属する課を超えた連携の強化、政策立案やプレゼンテーション能力の向上を図って、町の発展につなげたいという。

 この日は、先輩職員から人口ビジョンや総合戦力の説明を受けたあと、参加者が4グループに分かれ、町の課題を洗い出し、解決のため必要と考えるテーマを出し合った。「子育て支援」「観光資源の創出」「住民サービスの充実」「ホームページの改善」「ゼロカーボンシティ宣言を意識した事業」など多くの意見からグループごとに絞り込んだテーマや具体策などを発表した。

 今年度は、あと2回の全体会議のほか、各グループで先進地の視察などを行い検討を重ね、練り上げた政策を3月上旬に久留米町長、小早川幸信副町長にプレゼンテーションする。