県内ライフラインのリダンダンシー(冗長化=予備の設備を用意しておくこと)点検にかかる県の第2回プロジェクトチーム会議が22日開かれ、点検結果が報告された。

 和歌山市の紀の川に架かる六十谷水管橋が崩落し河北地域で大規模な断水が発生した問題で、県は11月、教育委員会、県警、市町村、国の関係機関、民間企業とともに組織する同会議を設立。道路、河川、海岸、ため池、電気、ガス、水道、公共交通、通信網、放送局など、国、県、市町村が管理する全ての設備や施設の代替施設の有無、耐震性を総点検していた。

 水管橋は調査22カ所のうち代替施設なしが14カ所、耐震性なしが17カ所。浄水場174カ所のうち代替施設なしは156カ所、耐震性なしは110カ所。詳細な地域や場所は公表されていない。

 県庁危機管理・消防課によると、来年1月下旬をめどに対応策をまとめるが、いずれも緊急的に対策が必要な施設はないという。