ラップを担当する宮西さん

 日高町志賀の宮西敬士さん(19)がメンバー入りする男性6人のダンスボーカルグループ「ATTR∀CT(アトラクト)」が22日、新曲の「Fly So High」「SH!T」の2曲をリリースしてデビューした。宮西さんはラップを担当し、軽快なダンスと歌を披露。来年1月30日に横浜市のライブホール「Zepp横浜」でデビューショーケース(お披露目ライブ)が行われる。

 小学校5年生から、韓国の男性アーティストグループ「BIGBANG」の曲を聞き始め、自分自身もアーティストを目指すようになった。その思いは強くなる一方で、高校1年の時、アーティストの発掘、育成、マネジメントなどを行っている株式会社ジェイロック(東京)が企画するオーディションに合格。全国約1500人の応募の中から選ばれ、6人グループのATTR∀CTを結成した。高校在学中も夏休みなどを利用してレッスンに取り組み、卒業後の2020年3月に上京。デビューに向けて本格的に活動を始めた。

 グループ名のATTR∀CTは「全ての」という意味の数学記号「∀」と「魅了する」という意味の「attract」を組み合わせた造語。全てのジャンルに挑戦し、世界中のファンを魅了するという意味が込められている。メンバーはケイシ(宮西敬士さん)のほか、ユウキ、マサヤ、スグル、カンダイ、カンタの5人。メインボーカル、サブボーカル、ラップ、ダンスなど個々が役割を担い、1つのアトラクションのようにさまざまな個性を楽しめるグループとして活動する。デビュー曲の「Fly So High」と「SH!T」は実力派5人組グループのA・C・E、元T―ARAのハム・ウンジョンなどに楽曲を提供した韓国人作家が手がけた。来年1月30日に行われるデビューショーケースの会場は約2000人が収容可能で、大舞台が用意されている。

 宮西さんは「クールな一面と関西弁を使ったおもしろさもアピールしていきたい。僕たちのパフォーマンスを日本中の誰もが知るようなグループになれるように頑張ります。いつか生まれ育ててもらった和歌山県に恩返しできたらいいと思います。応援よろしくお願いします」と笑顔を見せた。