「着実にまちづくり」と出馬表明する松本町長

 日高町の松本秀司町長(65)=2期=は14日、議会一般質問の中で次期町長選(来年4月19日告示・24日投開票)へ出馬する意向を表明した。


 井垣弥議員が「誠実と実行」をモットーに取り組んだ2期目の松本町政の道路整備、防災減災対策、志賀小学校大規模改修などの実績を評価し、「3期目の町政を担う覚悟があるのか」と質問。松本町長は「2期目はコロナ禍もあって自粛を余儀なくされ、公約の実現に道半ばだと思っているが、これまで職員とともに誠実に精いっぱい、町民のため町政に取り組むことができた」と自己評価し、「次期町長選に立候補し、私の考えについて町民に信を問う覚悟を固めたところ。安心・安全なまちづくりを目指す中、まだまだ防災、地方創生、県・町道改良など多くの課題を残している。コロナ禍がいつ終息するか分からない状況だが、引き続き一層のスピード感を持って取り組みたい」と決意。「今後も町民の声を聞きながら、町民や議会の皆さまのご協力をいただきながら、信念と情熱を持って一つずつ着実にまちづくりを進めていきたい」とした。


 松本氏は1978年3月、近畿大学商経学部卒。91年2月から2014年4月まで6期23年間にわたり町議を務め、14年5月の町長選で初当選。18年5月に2期目当選。次期町長選に向けてはこれまで県商工政治連盟日高町支部、町建設業組合、町旅館民宿組合、比井崎漁協、JA紀州、谷口区の6件から推薦、または出馬要請を受けている。現時点で対抗馬擁立の動きはない。