写真=ウイスキー検定2級に合格した古山さん

 御坊市湯川町小松原のダイニングバー「rebirth」(リバース)の店長古山聖さん(36)=島=が、一般社団法人ウイスキー検定実行委員会の2級と3級の試験に一発合格。「ウイスキーのおいしい飲み方をもっとPRしたい」と笑顔を見せている。

 同検定はウイスキーをもっと知り、もっと楽しむための知識を問う試験。世界のウイスキーを対象に歴史、原料、製法からさまざまな飲み方、うんちくまで奥深いウイスキーの世界をより楽しむための知識が問われ、毎年2、9月の2回行われている。

 初級の3級はウイスキーが好きで、興味を持ち始め、基礎知識を持つ人、中級の2級はウイスキーの文化や歴史、製法を理解し、通になりたい人が対象のレベル。最上級の1級は2級取得などが受験資格になっている。2級、3級ともマークシートの4択が100問で、合格基準は3級が60問以上、2級が70問以上。昨年9月の第11回までの累計2級合格率は54%で県内32人しか合格していない。

 60種類のボトルウイスキーを取りそろえる同店は今年1月16日オープン。酒場の楽しい雰囲気づくりを目指してスキルアップへ日々研さんを積む中、おしゃべり好きの古山さん自身が、自分のウイスキーの知識を確かめるとともに、さらに磨きをかけようと、9月の第13回にチャレンジした。5月に検定の詳細を知り、早めに出勤したり、閉店後も夜遅くまで勉強。本番では難問もあったが、見事クリアし、「受かりましたが、まだまだ知らないことがたくさんあります。もっと自分を磨き、今後は1級に挑戦したい。興味のある方はウイスキー談義に花を咲かせましょう。ご連絡(℡070―4175―3527)ください」と話している。