写真=寺内町を散策する参加者

 日高地方の地域活性化イベント、「御坊日高博覧会2021」=通称御博(おんぱく)=のプログラムの一つ、御坊まちづくり委員会(中村裕一会長)の「新しい御坊の楽しみ方」が開かれ、県内外の10人が寺内町散策などを楽しんだ。

 JR御坊駅に集合し、紀州鉄道車内では和歌山のまーくんの朝一漫談を堪能した。西御坊駅に到着してから、天性寺前坊守(住職の妻)の津本京子さんの案内で、寺内町を散策。小竹八幡、伊勢屋、堀河屋野村、横町中川家などを巡り、日高別院では御坊の子守歌を聞いたり、有形登録文化財の笹野家では座敷から庭園を見学した。

 昼食は割烹花舞で新しいブランド「紀和美アジサバ」を使った造り、南蛮漬け、松前寿司などの料理を楽しみ、和歌山大学の大澤健教授も「食事がとても美味しかった。ガイドさんのまちへの愛が伝わってきた」と絶賛。みなべ町から参加した大園真紀さんは「御坊の町歩きを楽しめました。古い町並みも残してほしいですね」と話していた。