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地元の特産と職人技のコラボ

写真=新商品のかわいいこいのぼりを手に(左から)塩路さん、金﨑さん、染道さん、山中和希塩路家具店長  

 御坊市湯川町財部の株式会社塩路家具で1日から、御坊市島のそめみち染物旗店、日高町原谷の有限会社金﨑竹材店が協力して生まれた新商品、タペストリータイプのこいのぼりの販売がスタートした。場所をとらず室内で手軽に飾れるこいのぼりで、加工には地元の若い職人の技が生きている。関係者は「こいのぼりという日本の伝統文化を、地元の宝を生かしながら伝えていければ」と話している。

 2年前、そめみち染物旗店の染道祥博さん(43)が「場所を取り、揚げるのも大変なことから、若い人の家庭などではこいのぼりを飾ることが少なくなってきた。こいが滝を登って龍になるという『登竜門伝説』にあやかるこいのぼりは、生まれた子どもへの願いが込められた大切な伝統行事。なんとか続けられる形を考えたい」と、コンパクトなタペストリーの形での商品を発案。軸の部分がプラスチックなどでは味気ないと、日高町原谷の伝統産業、黒竹を扱う金﨑竹材店の金﨑弘昭さん(34)に相談。金﨑さんも賛同し、早速生産に当たった。100㌢×50㌢というタペストリーの仕様に合わせ、長さ50㌢の黒竹を加工。2年物の黒竹を使い、美しい色艶にこだわって仕上げている。完全に同じ直径のものをきれいに取るためには1本の黒竹から1本分しか取れないという。

 のぼり部分は本染麻で、デザインはそめみち染物旗店のオリジナル。黒、赤、青、緑、紺の5色があり、子どもの名や家紋も入れることができる。

 塩路家具では以前からこいのぼりを取り扱っていることから、今回の商品も販売。代表取締役の塩路真隆さん(33)は「地域の若いパワーが生かされた商品を、多くの皆様にお届けできればと思っています」と話している。発案者の染道さんは「地方でも若い世代の職人がこうして頑張ることができると、発信していきたいと願っています」と意欲的に話している。

 価格は2万6400円(税込)。そめみち染物旗店、金﨑竹材店でも取り扱う。問い合わせは塩路家具℡0738(22)8861、そめみち染物旗店℡0738(22)0915、金﨑竹材店℡0738(63)2101。

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