写真=新施設正門前でテープカットする関係者

 みなべ町の社会福祉法人イエス団愛之園保育園(神谷羊子園長)が建設していた新しい幼保連携型認定こども園「みなべ愛之園こども園」が完成し、24日に竣工式が行われた。

 キリスト教礼拝方式で行われ、賛美歌や祈祷のあと黒田嗣郎牧師が「愛満ちあふれるところで子どもが成長することで社会が愛に満ちあふれ、平和になる。愛之園は子どもたちや地域のために愛満ちあふれる場所になる」と式辞した。

 続いて感謝状贈呈式が行われ、イエス団の馬場一郎理事が「念願の施設が完成できたのは皆さんの協力のたまもの。これからも子どもの成長を一緒に見届けてほしい」とあいさつ。町長職務代理者の西本豊総務課長は「やさしさあふれる施設で子どもたちがのびのび成長してほしい」と小谷芳正町長のメッセージを代読。原田覚町議長も祝辞を寄せた。

 設計の㈱岡本設計(坂本暁史代表)、施工の東宝建設㈱(澤井憲一代表)と㈱池田土木(池田智昭代表)に感謝状を贈呈。神谷園長は経過報告したあと、「信頼されるこども園になるよう一層努力していく」と決意を披露した。最後は正門前でテープカットし、完成を祝った。

 津波被害が心配される愛之園保育園、南部幼稚園、南部保育所の3園を1園に統合し、防災拠点エリアの最上段に高台移転した。来年4月に開園する。