写真=御坊市の天理教湯川分教会の向こうに浮かぶ部分月食の月(午後6時5分)

 最大で約97・8%が地球の影に隠れるほぼ皆既の部分月食が19日、全国で観測された。

 日高地方も午後5時半ごろ、東北東の空に赤銅色の欠けた月が顔を出し、少しずつ高く上りながら、影の部分は6時2分にピークを迎えた。

 国立天文台によると、月食が全国で観測でき、食の最大の瞬間がどこからでも見られる「とても深い月食」は140年ぶり。次回は来年11月に皆既、23年10月に部分月食が見られるという。