12月1日から始まる新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について厚生労働省は17日、全国の自治体を対象にしたオンライン説明会を開き、日高地方の市役所や町役場でも担当課職員が参加した。

 ワクチン接種間隔は2回目の接種から原則8カ月以上とすることを報告。事前に6カ月以上に短縮という情報もあったが、地域でクラスターの発生や感染が急拡大した場合のみ6カ月にできるとし、その際も国への相談が必要で、自治体だけで判断できないとした。

 また、5歳以上11歳以下へのワクチン接種(現在対象は12歳以上)は、早ければ来年2月にもファイザー社製のワクチンが認可され、スタートできる見通しであるとした。

 12月から医療従事者、来年2月からそれ以外の対象者へのワクチン接種に向けて準備を進めている印南町は、「12歳以上への接種と、5~11歳への接種ではワクチンの使用量や希釈量が違うため、同じブースで集団接種をすると混乱を招く原因になりかねない。どうするのがいいか検討したい」と話している。