写真=ヘルメットをかぶって屋上へ避難する職員

 津波防災の日の5日、御坊市のきのくに信用金庫御坊営業部で緊急地震速報の訓練が行われ、職員が津波避難や客の誘導を実践。万が一に備え、対応力や意識を高めた。

 全国一斉に行われた内閣府と気象庁の緊急地震速報訓練への参加。同信用金庫では午前10時の緊急地震速報に合わせて全店一斉に訓練を行った。

 同営業部では職員約30人が参加。緊急地震速報の放送を受け、すぐ身を守る行動をとった後、客の誘導を行いながら、外付け階段から屋上へ上った。

 同営業部の新店舗は昨年9月に竣工、11月にオープン。御坊市との間で津波発生時の緊急避難場所使用に関する協定を締結している。新店舗に移転後、初めての訓練となった。

 平川和男部長は客の協力に感謝したうえで、「いざというときは避難誘導させていただき、外付け階段から屋上へ上ってもらえますし、ここには自家発電もあります」と説明し、「お客さまや市民の安全安心のため、職員に意識を高めてもらえるよう訓練を重ねたい」と話していた。