写真=林教諭

 陸上競技界に功労、功績のあった人をたたえる公益財団法人日本陸上競技連盟の栄章の一つ、中学優秀指導者章に、名田中学校の林竜生教諭(58)=御坊市島=が選ばれた。

 林さんは、自身も中学から大学時代まで投てき種目に打ち込み、教員になってからも、陸上部がある学校では顧問を務め約30年になる。なかでも、稲原中では全日本中学陸上選手権の男子走り幅跳び出場、ジュニアオリンピック陸上競技大会男子砲丸投げ8位、河南中では女子が近畿中学駅伝に出場、松洋中では全日中の女子砲丸投げに出場するなど大舞台で活躍する選手を育成。また20歳からは和歌山陸上競技協会投てき審判員となり、10年以上県中体連陸上競技投てき審判員主任を務め、大会の運営に大きく携わっていることも評価された。

 受章について「種目が多いのでほかの先生方と協力して、やる気や力を出せる環境づくりを心がけてきました。目立った成績がなくても、実力を伸ばせた多くの生徒が印象に残っていますし、その姿に力をもらいました。長い間やっているだけなので戸惑っていますが、うれしいです」と話している。