30日に開幕する日高地方の地域活性化イベント、「御坊日高博覧会2021」=通称御博(おんぱく)=は、オープニングイベントとして30、31の2日間、日高川町防災センターで「おんぱく文化祭」を開催する。

 7年目の今年は「紀の国わかやま文化祭2021」の公式プログラムとして開催する。

 おんぱく文化祭は今回の御博の目玉の一つで、テーマは「先駆者・音楽・若者」。地域を盛り上げるのに必要だと思う要素を詰め込んだ内容となっている。

 30日は3部構成。午後1時からオープニングセレモニーのあと第1部は地域づくりの先駆者たちによるパネルトーク「おんぱくで、ありふれた地域が頭一つ抜けたわけ」を開催。和歌山大学経済学部の大澤健教授と、全国に80以上あるおんぱくでも特に成功した地域から長良川おんぱくプロデューサーの蒲雄介さん、藤枝おんぱく初代実行委員長の渡村マイさんが成功の秘訣を語る。第2部では美浜町出身のシンガーソングライター宮井紀行がミニライブを開催。第3部は高校生おんぱく部が「わたしが妄想を実現させるまで」で活動報告等を行う。

 2日目は午後1時から、日高地方を舞台に撮影された映画「ソワレ」の見どころ座談会。外山文治監督、豊原功補プロデューサーらを招いて見どころを聞きながら、あらためて映画を鑑賞する。
 参加費は初日、2日目とも2000円(オンライン1000円)。多くの参加を呼びかけている。