写真=完成した作品と3校の生徒たち

 文化祭の一環行事で、特別支援学校と県立学校書道部の書道を通じた交流会。たちばなから6人、紀央館から9人、日高から7人が参加した。

 制作したのは縦3㍍、横6㍍の用紙に文化祭のキャッチフレーズ「山青し 海青し 文化は輝く」の「海青し」を使った作品で、「書道が彩る笑顔の虹」「筆が奏でる友情のメロディー」「繋げよう人と人の輪」などの文字を書いたほか、色とりどりの魚の形をした用紙に思い思いの文字を書き、貼り付けていった。

 支援学校の生徒たちは書道に緊張した様子だったが、紀央館や日高の生徒が側について丁寧にアドバイスし、一緒になって作品を仕上げていった。

 紀央館の小西未矩さん(3年)は「イメージしていた通りの作品ができました。全国の多くの方に見てもらいたい」、日高の小前柊君(2年)は「みんなのいろんな文字が入った面白い作品になりました」、たちばなの山平葵琉君(高等部1年)は「他の学校のみんなと交流できて楽しかったです。作品をたくさんの方に見てもらいたい」と話していた。

 作品作りは今回の3校以外でも行っており、「山青し」はきのかわ支援学校と粉河高校、笠田高校、「文化は輝く」は和歌山ろう学校、和歌山商業高校が担当、制作していく。

 それぞれの作品は11月13、14日に和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれる「わかやま食と芸能の祭典」で展示される。