24日に大阪のJグリーン堺で開かれるU12女子サッカー関西トレセン選考会に参加する県選抜メンバーに、日高地方から唯一、FCダンシーマの玉置奈央選手(12)=藤田小6年=が選ばれた。

 県トレセン選考会はミニゲームや試合形式で行われ、一人ひとりの動きをチェック。FWやMFなど攻撃的なポジションでドリブル、パスともレベルの高いプレーができる玉置選手が選出された。

 ダンシーマでも中盤やトップで攻撃の中心として活躍。スピードを生かしたドリブル突破や、男子にも当たり負けしないフィジカルの強さで得点に絡むプレーが魅力。「裏へのスルーパスが自分の持ち味」と自己分析し、「シュート力をもっと高めたい」と常に向上心を持つ。「シュートへつなげるまでの、パスをつなげて相手を崩すのが楽しい」と攻撃が大好き。

 4歳年上の兄の影響で年長児からサッカーを始めた。もともと左足でのプレーが得意だったが、右足でも蹴れるようにと練習し、今では右の方が強く蹴れるようになった。

 ダンシーマの田口誠監督は「負けず嫌いで、力強いドリブルが魅力。動き出しの速さや、ボールを持っていないときの動きも素晴らしい。関西トレセンではコミュニケーションを積極的にとって、いいプレーをたくさん吸収してきてほしい」とエール。玉置選手は「県選抜メンバーに選ばれてうれしい。関西では知らない選手もたくさんいるけど、しっかり声をかけて、いいパスを決めてきたいです」と張り切っている。