写真=焼香し鳥獣諸霊に手を合わせる分会員

 猟友会日高支部の矢田、丹生、早蘇、船着、川中、川上、寒川分会の2021年度鳥獣供養式が21日、日高川町船津の観音寺で開かれた。

 各分会員や役場職員ら約40人が出席。各分会を代表して寒川分会の下西千秋分会長(70)があいさつ。「全国的に鳥獣による被害が多発し、町内でも有害鳥獣による農作物の被害が後を絶たず深刻な問題。私たち猟友会も農作物を守るべく駆除にあたっているが、命を奪うことに変わりがなく、駆除された鳥獣諸霊を慰めたいと思います」と話した。

 来賓の久留米啓史町長、山本啓司町議会議長が日ごろの協力に感謝の意などを述べた。岡﨑秀司住職の読経が始まると参列者が順に焼香し、手を合わせ、生きるための糧として犠牲になった鳥獣諸霊を供養した。