写真=7位に入賞した北亦選手

 日本陸上競技連盟が主催し、国内トップクラスの選手がシリーズを通して競う「日本グランプリシリーズ」の一つ、サトウ食品日本グランプリシリーズ山口大会・第18回田島直人記念陸上競技大会が16、17日、山口市の維新みらいふスタジアムで開催され、男子ハンマー投げでW.A.S所属の北亦将成選手(25)=由良町、紀央館高講師=が7位に入賞した。

 日本グランプリシリーズは、国内の主要大会をシリーズ指定大会とし、世界で活躍できるアスリートの強化・育成などを図っている。東京五輪前の6月に開催された同シリーズ大会では、男子100㍍で山縣亮太選手が9秒95の日本新記録を樹立するなど国内トップクラスの選手が参戦。シリーズランキングを競っている。

 実業団や大学生の強豪選手が顔をそろえる中、北亦選手は2投目で62㍍58をマークし、3投目を終えた時点で8位。上位8人が投げられる後半3投の権利を獲得。4投目で63㍍85と記録を伸ばし、順位も1つ上げ7位となった。6投目でも63㍍超えの投てきで安定感を見せ、「9月の全日本実業団は10位と悔しい結果に。その時の反省を生かし調整がうまくいった。入賞できてよかった」と話していた。一方、「目標は自己ベスト(63㍍94)と県記録(64㍍74)の更新だったので、今月末の県秋季大会では、達成し今シーズンを締めくくりたい」と意気込みをみせた。