写真=当時の記録写真を展示中

 NHKの朝の連ドラ「純ちゃんの応援歌」の再放送に合わせ、日高川町川原河の美山公民館で、当時の撮影風景などを撮影した記録写真展が開かれている。

 「純ちゃんの応援歌」は33年前に放送。戦後期の関西(和歌山、大阪、兵庫)を舞台に、弟思いで野球が大好きな明るく元気なお姉さん、小野純子が、甲子園球場近くに旅館を開き、「高校球児の母」と呼ばれる女将となる半生を描いた青春奮闘記。主演の山口智子のデビュー作で後に夫となる唐沢寿明との初共演作としても知られている。ドラマの前半、主人公らの疎開先として、美山地区の豊かな自然を舞台に撮影された。

 写真展は、当時の寒川、愛川地内での撮影風景や、山口さんが旧美山村の一日村長を務めた様子など役場美山支所で保管していた100点以上を展示。モンペ姿で美山の山あいを歩いたり畑仕事をする山口さんのほか、白川由美さん、笑福亭鶴瓶さんらの姿もある。

 再放送を機に県内外からの問い合わせも増加しており、町は「再放送に合わせて、写真展も楽しんでもらえれば。みやまの里森林公園の藤棚ロード中腹に当時山口さんが植樹した乙女椿の木も育っています。こちらもぜひお立ち寄りください」と話している。

 写真展は再放送期間中(来年1月上旬まで)開催。土日・祝日は休館。