写真=1人ずつろうそくに火を灯し整列する学生

 御坊市薗の日高看護専門学校(鳴尾悦子学校長)で8日、看護宣誓式が行われ、1年生39人が看護の道に進む決意を胸に力強く宣誓した。

 宣誓式は、病院での実習が本格的に始まるのを前に心構えをするための儀式で、同校でも毎年行われている。

 3年生から贈られたコサージュを胸に挿した1年生が、1人ずつろうそくを手に壇上に進み、ナイチンゲール像に灯されたろうそくの火から採火して整列。「尊い命に携わる者として、責任感と倫理観を持った看護師を目指します」「人々に安心・安全・安楽な看護を提供できるよう専門的な知識と技術の習得に努めます」などと力強く唱和、宣誓した。

 鳴尾学校長は、ナイチンゲールが学生たちに書いた手紙の一節を紹介し、「目標とする看護師像を目指して常に知識・技術に磨きをかけ、看護師として、人間として成長していく必要があります。責任感と向上心を持って頑張ってください」とエールを送った。

 同校を運営する御坊市外五ケ町病院経営事務組合管理者の三浦源吾市長や実習病院の院長、看護部長の祝辞のあと、3年生の岩﨑美佳さんが「皆さんもさまざまな経験をして壁にぶつかることもあると思いますが、1人で悩まず、仲間や先生、先輩に相談してください。お互い宣誓式で誓った看護師になれるよう頑張っていきましょう」と励ましの言葉を贈った。