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コロナに早期対応 ひだか病院が10年ぶり黒字決算

 御坊市外五ヶ町病院経営事務組合の議会定例会が30日、ひだか病院で開かれ、2020年度同病院事業会計決算を認定した。決算額は病院事業が収益80億2607万3345円に対し、費用75億3669万814円で、差し引き4億8938万2531円の黒字。新型コロナ感染症に伴う病床確保をはじめとした補助金などで、医業外収益が大幅増となり、10年度以来、10年ぶりの純利益を計上した。

 医業収益は全体で52億5606万1449円で、前年度比6億304万7056円減収。入院患者が延べ1万6082人減、外来患者が延べ1万5122人減となった一方、新型コロナ感染症に伴う病床確保など国や県の補助金等によって、医業外収益が26億3841万6357円で、18億5901万7967円増加した。

 執行部は「地域中核病院として急性期や高度医療に積極的に取り組むとともに、公立病院として5疾病5事業を主とした公共色の強化にも力を入れている。新型コロナ感染症対応にも積極的に取り組み、質の高い医療の提供を念頭に健全経営へ努力するなか、国や県からの要請に応えたことによる手厚い支援として、医業外収益が大幅に増加したことで、純利益を計上できた」と説明。「今後も地域の中核病院として、さらなる感染症への対応や災害時等の受入体制の充実を目指していきます。当院の基本理念でもある『皆さまに親しまれ信頼される病院』へ、院長を先頭に努力したい」とした。

 このほか、21年度同病院事業会計補正予算と財産の取得についての2議案を可決。補正予算は資本的支出の建設改良費で3億円の減。05年に購入した血管造影撮影装置の更新を予定していたが、電子カルテの更新と重なったため取りやめる。また、先月24日で病院北側患者用駐車場(30台分)の賃貸契約が解除となり、新たな駐車場として近くに約650平方㍍の土地を購入する費用約2000万円を計上。財産の取得は病院総合情報システム一式で、12年度に購入した電子カルテシステムを更新する。

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