写真=展示作品と一緒に桐本さん

 みなべ町晩稲の桐本輝子さん(95)の絵画展が、町立図書館ゆめよみ館1階展示コーナーで開かれている。今月10日まで。

 桐本さんは今年4月、22年前に自費で出版した絵本「うめの生い立ち」800冊を町に寄贈している。子どものころから絵を描くのが好きで、60~70代のころに絵画教室に通って描いた水彩画を自宅でたくさん保管しており、図書館から展示の提案があり、初めての個展を開くことになった。

 今回は選りすぐりの約30点を展示。色紙絵や絵はがきなど、花や野菜を中心に美しい色使いで描かれている。桐本さんは「小学校のころ、描いた絵を廊下に張り出してもらったのがうれしくて絵が好きになりました」と振り返り、「皆さんに見てもらえるとうれしい。コロナ禍で暗い世の中ですが、少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と呼びかけている。