写真=民宿はまよしに入荷した天然クエ

 クエのシーズンが到来し、日高町志賀(柏)の民宿「はまよし」(濱正彦さん経営)に27日、今シーズン初めてのクエが入荷した。

 同日夕方、日高町沖で釣れた地物で、体長は112㌢、重さ22㌔。鍋にすれば約60人前になるという。

 クエはクセ、臭みのない白身に脂がしっかりのり、他の魚にない独特の甘みがある。「フグよりもうまい」といわれるほどで、3年前に埼玉県で開催されたニッポン全国鍋グランプリでは日高町のクエ鍋がグランプリを獲得。味については日本一のお墨付きとなっている。

 濱さん(64)は「脂ののったちょうどいいサイズの最高のクエが入った。コロナ禍ですが、徐々に予約が入ってきています。お客さんにおいしい天然のクエを味わってもらえる」と話していた。
 クエ料理は来年3月末ごろまで楽しめる。