写真=机の下に隠れる職員

 「防災の日」の1日、印南町役場で職員を対象にした防災訓練が行われ、全職員約80人が参加した。

 午前8時半、大規模地震が発生したと想定。庁舎内放送があると、職員は一斉に机の下などに隠れるシェイクアウト訓練を行い、もしもの場合に備えた。昼食はエビピラフやドライカレーのアルファ米、パン、ゼリータイプの非常食を試食。午後からは防災研修・会議があり、近年の災害や法改正などを踏まえた避難情報を出す適切なタイミングなどについて学び、7月に発生した静岡県熱海市での大規模土砂災害をモデルに、印南町内で発生した場合にどう対応するかも話し合った。

 防災の日は1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ制定されており、同町では毎年訓練を実施。総務課防災担当の坂口貴志さん(27)は「土砂災害などに対する防災意識を一層高めてもらう機会になったと思います」と話していた。