第103回全国高校野球選手権大会は14日目の28日、準決勝が行われ、第1試合の智弁和歌山は、11安打の強打で近江(滋賀)に快勝。19年ぶりの決勝進出を決めた。

智弁和歌山
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近江

 智弁和歌山打線は初回、先頭の宮坂が右中間を破る二塁打で出塁すると、1死後に角井が右翼線へ先制の適時二塁打を放ち、なおも2死三塁から岡西の中前適時打で幸先よく2点を先取。6回に2死一、二塁から大仲の左翼線2点二塁打で追加点を挙げ、8回に暴投で1点を加えた。

 守ってはエース右腕の先発・中西が4安打1失点で完投。最速145㌔の直球に変化球を織り交ぜ、10奪三振の好投で反撃を許さなかった。

 本紙エリアからベンチ入りしている塩路柊季投手(2年・河南中出身・紀州由良リトルシニアOB)は出場機会に恵まれなかった。

 決勝は29日午後2時から行われる。