JR西日本和歌山支社は18日、盆期間(6~17日の12日間)のきのくに線の利用状況を発表した。特急くろしお(和歌山―箕島駅間)の利用者数は2万8960人で、昨年の91%、おととしの36%にとどまった。

 和歌山支社によると、新宮方面の利用者は1万4816人で、前年比92%、前々年比37%。新大阪方面は1万4144人で、前年比90%、前々年比35%で、いずれも新型コロナ感染拡大前のおととしから大幅に減少し、コロナの影響を受けた昨年にも満たなかった。

 前年割れについては、新型コロナの感染拡大のほか、台風や大雨が影響したと考えられている。