写真=道路が冠水した鐘巻のレストランあんちん周辺(17日午後6時ごろ)

写真=陥没した船津の県道

前線と低気圧の影響で、県内は17日から局地的に強い雨が降り、日高地方でも日高川町中津で最大時間雨量60㍉の非常に激しい雨が降った。これにより同町では、道路の冠水や欠損などの被害が発生したほか、JRきのくに線の運休や高速道路の通行止めなど影響があった。

17日は、未明からの雨が午前中には一旦やんだが、午後に再び降り始めた。県の観測では日高川町中津で午前1時50分ごろから18日午前7時までに累計253㍉の雨が降り、午後6時からの1時間には、60㍉の非常に激しい雨となった。

この大雨の影響で、御坊市藤田町吉田~日高川町鐘巻地内の県道日高印南線も冠水のため、400㍍にわたって全面通行止めとなった。同町船津地内の県道船津和佐線では、日高川沿いの中津小学校西約600㍍の地点で約15㍍にわたって道路の河川側が陥没し、全面通行止めとなっている。

JRきのくに線は、17日午後から和歌山―紀伊田辺駅間で運休、18日も午前6時20分から運転が見合わされており、特急は終日運転取りやめとなった。高速道路は、18日午後1時現在、御坊―印南IC間が通行止めとなっている。