写真=ゴンザさん(先頭)らに続くサイクリーナのメンバー(御坊市塩屋町北塩屋で)

 千葉県銚子市から和歌山市まで1400㌔余りの太平洋岸自転車道を走破する「太平洋岸自転車道を繋いじゃえプロジェクト」(7~15日)で14日、和歌山市の男性2人が日高地方入り。15日朝、伴走で地元のサイクリング愛好家でつくる「サイクリーナ」メンバーとともに御坊市を出発し、午後に終点となる加太淡嶋神社前広場に到着した。

 今年5月にナショナルサイクリングルートの指定を受けた太平洋岸自転車道(1487㌔)をメインライダーのゴンザさん(36)とセカンドライダーの西林孝紘さん(36)が走破しながら、魅力的なサイクルルートを検証し、併せて各地での自転車環境向上に取り組む公共・民間団体や個人をつなぐプロジェクト。7日に起点の銚子市をスタートし、沿線の団体、個人の協力を得ながら、神奈川、静岡、愛知、三重から和歌山に入り、14日に串本を出発。サイクリーナのメンバーが印南町まで出迎え、御坊市塩屋町北塩屋の寿旅館に宿泊した。

 9日目の15日はサポートカーを含めてサイクリーナから、福原健一さん(47)=塩屋町南塩屋=、岩城昌和さん(43)=同=、松村康平さん(43)=同=、岡本知明さん(36)=同=、浦野祐太さん(32)=塩屋町北塩屋=、三木佑太さん(32)=御坊市野口=、川端寛司さん(32)=由良町門前=らが協力。旅館前の国道42号から終点まで約130㌔を伴走した。

 雨が降るなか、御坊市観光協会の見送りを受け、美浜、日高、由良を通ってゴール。メンバーは「最高に気持ちよかったです。ゴンザさんたちと一緒に走れ、いろんな人とつながれた。これからもっと、このつながりを広げ、深められれば」と話していた。