御坊市薗の小竹八幡神社「御坊祭」、塩屋町南塩屋の須佐神社「森祭」、美浜町吉原の松原王子神社「吉原祭」は、昨年同様今年も新型コロナ感染拡大の影響で、それぞれ幟や獅子舞の神賑行事、全組・地区の四ツ太鼓を取りやめ、神事のみ行われることが決まった。

 御坊祭と吉原祭は各神社、氏子総代会、祭典行司会、森祭は神社と氏子総代会が、いずれも例祭について、新型コロナ感染の拡大状況を鑑み、「3密状態に長時間おかれること」「大声を出すこと」「同一の物を大勢が長時間共有すること」を避けて執り行うと決定。宵宮、本祭りの神賑行事(幟、踊り、獅子舞など)、四ツ太鼓を中止する。御坊祭では傘揃式や御坊町の日高別院での行事も取りやめ。渡り初めは、お渡りの参加は中止し、宵宮の奉告祭(祈祷)のみを行う。神事のみを行う日程は御坊祭が10月4、5日、森祭が9、10日、吉原祭が16、17日となっている。

 各神社の宮司を務める小竹伸和さんは「年に一度、氏神さまに感謝の気持ちを伝える祭り。今年もにぎわいや楽しみという部分はほぼ全て中止となり、残念ですが、できることをやろうということになりました」と話している。