写真=秋篠宮夫妻と交流する智辯学園和歌山の生徒

 「文化部のインターハイ」と呼ばれる第45回全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」が31日開幕し、1日には御坊市民文化会館で英語部門が行われ、秋篠宮ご夫妻がオンラインで生徒たちの演劇を鑑賞された。出演生徒との交流もあり、生徒たちのステージでのパフォーマンスや構成をたたえられた。

 総文では県内各地が会場となり、さまざまな部門のプログラムが実施されている。御坊市では英語部門が行われ、県内11校、県外4校の生徒たちが英語を使った劇やプレゼンを披露した。

 秋篠宮ご夫妻はコロナのためオンラインで参加され、第1部の智辯学園和歌山、那賀、近畿大学附属和歌山の3校の生徒のパフォーマンスを鑑賞された。

 パフォーマンスの後は、出演した3校の生徒とオンラインで交流。秋篠宮ご夫妻は劇の台本の作り方や制作期間などを尋ねられたほか、「(登場人物の)一人ひとりの気持ちが伝わりました」「和歌山の名産品をうまく使ったり、SDGsにつながる環境問題に触れるなど構成がよかったです」「楽しく拝見しました」などの言葉を贈られた。

 各校の代表としてご夫妻と話をした4人は「一生に一度の体験。これからの英語学習の励みになった」「内容をほめてもらえてうれしかった」「みんなで力を合わせた作品を見てもらえたことはとてもすばらしい経験になった」などと、緊張から解放されほっとした表情をみせていた。