和歌山大賀ハス保存会(阪本尚生会長)は25日、美浜町の三尾公民館で大賀ハス発掘70周年記念事業として、オンライン講演会「大賀ハスを活かしたまちづくり」を開催。籔内美和子町長や住民ら約20人が参加し、元千葉市中央・稲毛公園緑地事務所長斉藤久芳さんの話を聞いた。

 斉藤さんは、大賀ハスが1993年に「千葉市の花」に指定されたことや、16年に「千葉市の都市アイデンティティを形成する4つの地域資源の一つ」に選ばれたことを紹介。大賀ハス以外の株との交雑種も増えていることから、基準となる株を設定して純粋な大賀ハスを守る取り組み等も紹介した。

 籔内町長は「こんなに美しくて素晴らしい歴史をもった大賀ハスが美浜にあるので、これからもまちづくりに生かしていきたいですね」と話していた。

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