写真=日高は最終回、敵失で二走の矢田が生還

 第103回全国高校野球選手権和歌山大会は13日目の22日、準々決勝2試合が行われ、第1試合で日高が高野山に4―6で惜敗。逆転の好機をつくったが、あと一本が出なかった。日高地方勢は姿を消した。

高野山
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日高

 日高は初回、先頭の矢田が中前打、塩崎がきっちりと犠打を決めると、中野が右越えに適時三塁打を放って先制。新野も中犠飛で2点を奪った。4点を追う7回、四球と犠打で1死二塁から小川が左前打で一、三塁と好機を広げ、木村が左越えに適時二塁打で1点。続く矢田の内野ゴロで本塁クロスプレーとなったが、惜しくも憤死。さらに四球で2死満塁としたが、打ち取られて1点止まり。最終回も1死一、二塁から中野の内野ゴロが敵失を誘い、二走の矢田が本塁へ気迫のヘッドスライディングで生還。四球で2死満塁と一打サヨナラの好機を作ったが、打ち取られた。

 先発山﨑は初回を三者凡退と絶好の立ち上がり。3回に2点を失って降板した。1死満塁という難しい場面でマウンドに上がったエース巽は、適時打を浴びるなどしたが、4回以降は要所を締めて無失点と粘りの投球を披露。打線の援護を待ったが、最後まで流れに乗り切れなかった。