写真=「ひだかブランド」の特設ブースをPRする金﨑会長㊧と山本総支配人

 日高広域観光振興協議会と大和リゾート株式会社のホテル&リゾーツ和歌山みなべが15日、日高地方の観光誘客や特産品の販売促進に関する包括連携協定を締結した。

 両者は2年ほど前からPR動画の制作などで協働していたが、さらに連携を深め、日高エリアの活性化につなげるのが目的。締結式では協定書に署名、調印が行われ、同協議会の金﨑昭仁会長が「一昨年から続くコロナの影響で厳しい状況が続くが、ホテル&リゾーツ和歌山みなべが誇る強いネットワークと影響力をお借りして、日高地域の観光資源や特産品を県内外にPRしたい」。山本貴総支配人は「当ホテルでは日高地方や和歌山県の自然、季節感、食、文化、歴史、伝統などを利用者に伝え、地元の皆さまとの共存共栄も目指している。今回の協定を機に日高や県のよいところを全国に発信し、お越しいただけるよう努力したい」とあいさつした。

 同ホテルは年間14万人(コロナ前)が訪れる日高地方唯一の大規模ホテル。協定に基づき、ホテル1階の売店ではこの日から、同協議会が推奨した特産品などの「ひだかブランド」を販売するブースを開設し、PR動画も随時放映している。

 今後、宿泊者向けに観光情報を提供し、大和グループ社員(約2000人)にも観光情報や地域特産品を周知。SDGs(持続可能な開発目標)を切り口とした新たな体験型観光商品の造成やプロモーションも展開する。秋以降には日高地方の事業者に出展を募り、「ひだかマルシェ」のイベントも行っていく。