写真=新旧五輪特集のコーナー

 23日開幕の東京オリンピック(五輪)に向け、御坊商工会議所が情報・魅力発信拠点として運営する御坊市中町2丁目の寺内町会館で、1964年の東京五輪誘致に尽力した同市名誉市民、故和田勇氏にちなんでの新旧五輪を特集した展示が行われている。

 「東京オリンピック特集~1964年と2020年の五輪を結びます~」と題し、前回分では和田氏の功績をまとめたパネルや大会のポスター、記念切手・コイン、紀北地方での聖火リレー、県出身選手の活躍を写真とともに展示。今回分では御坊市での聖火リレーや関連ポスター、記念コインを並べている。

 同会館は2016年10月にオープン。今年5月9日、来館1万人を達成した。

 1万人目は地元出身で紀の川市在住の山本紀美代さん。山本さんには御坊市のかるたとみーやちゃんのバッジ、芋焼酎「紀州宮子姫」と地元名産醤油の詰め合わせ、再生プラスチックプレートとマグカップのセット、会館の各種資料と和田勇氏の記念マグカップなどがプレゼントされた。

 山本さんは「初めて訪れましたが、記念品をいただき、ラッキーです。館内では懐かしい市内の写真や御坊祭の風景があり、和田勇さんの業績も知りました。コロナが落ち着いたら友人を誘い、また大好きな御坊のまちを訪れたいと思います」。片山隆館長は「今後とも感染予防に十分注意しながら、御坊市の魅力を一層身近なものに感じていただけるような企画・会館運営を心がけていきたい」と話している。