第103回全国高校野球選手権和歌山大会がきょう9日、和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕する。39校の15日間のトーナメント戦は選抜出場の市和歌山、春季近畿大会4強の智弁和歌山が中心視されるが、本紙エリア勢もノーシードながら本番を前に調子を上げてきており、活躍に期待。2年ぶりとなる夏の甲子園出場を懸けて熱戦を繰り広げる。

 本紙エリア勢は1999年から2004年まで6年連続準優勝(99~01年南部、02年日高中津、03年国際開洋二、04年日高)や4年前の紀央館など、平成には14回決勝へ進出しながら、1982年の南部以降、夢舞台の土を踏んでいない。

 今大会のシード校は智弁和歌山、市和歌山と近大新宮、和歌山東。本紙エリア勢は日高、日高中津、南部龍神、南部、和歌山南陵、和歌山高専、紀央館が出場する。先陣は南部が切り、10日の1回戦第2試合(午前11時45分~)で粉河と顔を合わせる。

 開会式は9日正午から、紀三井寺公園野球場であり、海南の冷水悠真主将(3年)が選手宣誓。順調に日程が消化されれば準決勝は24日、決勝は26日。優勝校は8月9日に阪神甲子園球場で開幕する第103回全国高校野球選手権大会に県代表として出場する。