写真=大賀ハスの歴史を振り返るパネルを見る夫婦

 和歌山大賀ハス保存会(阪本尚生会長)は今月14日まで、美浜町中央公民館で大賀ハス発掘70周年記念事業「千葉市における大賀ハスの歩みパネル展」を開いている。

 大賀ハスは、1956年に千葉市内で行われた発掘調査で見つかった、2000年以上前の果実を発芽させた植物。美浜町に1962年に分根され、同会らの保存活動により現在も同町の大賀池で大切に守られている。

 このパネル展では大賀一郎博士らにより大賀ハスの果実が発掘され、花を咲かせるまでの経緯を、当時の写真とともに振り返りながら紹介する内容となっている。

 有田川町から訪れた夫婦は、「こんなに古い果実が発芽するなんて信じられないですよね。三尾の大賀池にも行きたいと思います」と興味深そうに見ていた。