写真=バケツで稚魚を放す園児たち

 みなべ町の南部保育所、愛之園保育園、南部幼稚園の年長児31人が、堺漁港でヒラメの稚魚放流を体験した。

 漁業や自然保護の大切さを知ってもらおうと、毎年行っている。園児たちは班に分かれ、紀州日高漁協の漁師さんから漁業や養殖について、吉野熊野国立公園管理事務所の職員から海や自然環境保護についてそれぞれ話を聞いた。いけすでのエサやりもしたあと、砂浜になっている通称「森の鼻」に移動。バケツに稚魚を入れてもらった園児たちは、波打ち際で放し「大きくなってね~」とかわいく声をかけたり、手を振る姿がみられた。