毎年、多くの観蓮客でにぎわう御坊市藤田町吉田の舞妃蓮の郷は先週後半から見ごろを迎え、20日には一日当たりの来場者としては過去最多となる720人が訪れた。

 今年はコロナ対策で観蓮会や古典芸能の夕べなどのイベントは行わず、蓮池の入り口にゲートを設け、サーマルカメラ検温器と自動手指消毒器を設置。中国の蓮も展示していることにちなみ、ゲートの横にNPO法人北吉田蓮の郷のメンバー制作の、秦の始皇帝墓で発掘された兵馬俑の複製も設置している。

 20日は多くの薄いピンクの花が開き、訪れた人が池の周りを歩いてスマホで写真を撮ったりしながら楽しんでいた。