7月9日に紀三井寺公園野球場で開幕する第103回全国高校野球選手権和歌山大会の抽選会が19日、和歌山市の和歌山ビッグ愛であり、参加39校の準々決勝までの組み合わせが決まった。シード権を獲得していない本紙エリアの7校はA、B、Dゾーンに2校ずつ、Cゾーンに1校。まずベスト4を目指す。初戦の対戦カードでは昨夏4強の日高が、シード校の近大新宮と顔を合わせる。

 抽選会は新型コロナ感染拡大防止のため無観客での開催。春季近畿地区大会県予選ベスト4の智弁和歌山、市和歌山、和歌山東、近大新宮をシード校として、A~Dの各ゾーンに振り分けた後、残る35校の主将らがくじを引いた。

 開会式は9日正午から、入場行進は行わず、各校主将が参加。選手宣誓は海南の冷水悠真主将(3年)が務める。準決勝の組み合わせは準々決勝の勝利校が順次抽選。順調に日程が消化されれば準決勝は24日、決勝は26日となる。公立校終業式の20日と準決勝、決勝各前日の休養日は試合を行わない。

 今大会は今春の選抜に出場した市和歌山、近畿大会4強の智弁和歌山が有力との前評判。各校がどのように立ち向かうのかが見どころになりそうだ。

 本紙エリア勢の組み合わせをみると、Aゾーンに日高と日高中津。日高はいきなりシード校とぶつかり、日高中津は初戦で慶風と対戦する。Bゾーンは南部龍神と南部。シード校以外にも実力校がひしめく激戦区での戦いとなる。和歌山南陵は智弁和歌山と同じCゾーンで初戦の相手は星林。市和歌山と同じDゾーンには和歌山高専、紀央館が入り、いずれも初戦突破で波に乗りたい。