写真=左から塩路賞を受賞した永江君、深尾君、前田君

 第63回日高地方陸上競技選手権大会が12日、南山スポーツ公園陸上競技場で開かれた。優秀な成績を収めた選手に贈る塩路芳典賞は、中学男子三段跳びの深尾樹希哉選手(日高中3年)、同砲丸投げの永江翔太朗選手(大成中3年)、高校男子走り幅跳びの前田和希選手(紀央館2年)が受賞した。

 日高地方陸上競技協会(山本一也会長)等が主催し、中学、高校、一般の約400人が男女6部門16種目で熱戦を展開。中学生は中体連の春季大会も兼ねており、例年は4月下旬に開かれるが、今年は新型コロナの影響で延期開催となった。

 塩路賞は、同協会の会長として競技の普及に尽力した同氏(故人)の功績をたたえ、12年前に創設。三段跳びの深尾選手は、全日本中学校陸上競技選手権大会の参加標準記録を突破する11㍍92で優勝。砲丸投げの永江選手は昨年の県ランキング1位を超える13㍍89で1位。2人の記録は大会新記録となった。

 走り幅跳びの前田選手も昨年の県ランキング1位を超える6㍍69で種目を制した。総合では、中学男子は南部が優勝し、2位が日高、3位が大成。中学女子は1位が大成、2位御坊、3位湯川。高校は男女いずれも紀央館が優勝し、2位日高、3位南部となった。中学生総合優勝校の指導者には優秀監督賞が贈られ、南部男子・眞砂貴紀、大成女子・西岡大輔の両氏が受賞した。

 各種目の1位は次の通り(◎は大会新、○は大会タイ記録)。

 【中学男子】100㍍=井田大貴(清流)12秒05▽200㍍=玉井聖真(南部)25秒71▽400㍍=津本大遥(湯川)59秒36▽800㍍=福居京弥(大成)◎2分08秒54▽1500㍍=福居京弥(大成)◎4分19秒40▽3000㍍=北裏武志(松洋)9分53秒62▽110㍍H=湯川蓮(大成)19秒06▽4×100㍍R=河南A(中村龍河、今井瞳真、辻岡陸、奥山将成)49秒05▽走り高跳び=西大誠(松洋)1㍍50▽走り幅跳び=井田大貴(清流)◎6㍍10▽円盤投げ=永江翔太朗(大成)33㍍12▽ジャベリックスロー=玄素拓磨(印南)38㍍44

 【中学生女子】100㍍=坂尻有未(大成)13秒66▽200㍍=坂尻有未(大成)29秒46▽800㍍=長濵乃彩(由良)2分34秒03▽1500㍍=長濵乃彩(由良)5分08秒24▽100㍍H=有吉楓(大成)◎16秒69▽4×100㍍R=御坊A(宮所日向、岡田未来、岡﨑仁己、松下ひな)◎54秒63▽走り高跳び=宮所日向(御坊)1㍍40▽走り幅跳び=沼野希泉(清流)○4㍍83▽砲丸投げ=八田怜奈(大成)◎11㍍57▽円盤投げ=西山咲良(美山)24㍍73▽ジャベリックスロー=田夏帆(南部)33㍍29

 【高校男子】100㍍=前田和希(紀央館)11秒49▽200㍍=坂口一民(日高)22秒9▽400㍍=鎌田涼平(日高)54秒16▽800㍍=原貫太(日高)2分08秒57▽1500㍍=和田勇人(日高)4分19秒60▽5000㍍=道尚冶(日高)16分04秒42▽110㍍H=久保真吾(紀央館)22秒31▽4×100㍍R=日高(鎌田涼平、初井友翔、南敦也、森圭佑)44秒54▽走り高跳び=小宮泰誠(日高)1㍍78▽三段跳び=白井駿希(日高)12㍍60▽砲丸投げ=小林聖(紀央館)14㍍71▽円盤投げ=岩城結太(紀央館)36㍍49

 【高校女子】200㍍=玉置愛梨(日高)27秒02▽400㍍=塩路香乃(日高)1分06秒63▽800㍍=谷口千桃(日高)2分44秒22▽1500㍍=谷口千桃(日高)5分29秒88▽100㍍H=谷口琳(紀央館)18秒86▽4×100㍍R=日高(寄住碧、玉置愛梨、中澤実久、塩路香乃)51秒54▽走り高跳び=奥山陽咲(南部)1㍍43▽走り幅跳び=後藤茉央(紀央館)3㍍45▽砲丸投げ=酒井喜与(紀央館)12㍍12▽円盤投げ=阪本海月華(紀央館)37㍍57