県高校総合体育大会剣道競技の部が和歌山市の和歌山ビッグホエールで行われ、男子団体の部で美浜町の松洋中出身、佐々木健太君(3年)がメンバー入りする和歌山東が優勝。女子団体の部では同中学校出身、堂前優美さん(3年)がメンバー入りする和歌山工業が優勝した。両校は7月に京都府で開かれる近畿大会、8月に石川県で開催される全国大会へ出場する。

 男子の部には17校が出場。和歌山東は予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメント(8校)へ進出。1回戦で近大和歌山、準決勝で耐久、決勝で和歌山工業を破って優勝した。先鋒として出場した佐々木君は1回戦の近大和歌山戦、決勝の和歌山工業戦で面を奪うなど活躍し、勝利に大きく貢献した。「思い通りの試合ができなかったが、仲間が声をかけてくれて決勝で勝つことができた」と振り返り、全国大会に向けては「1月の新人戦で優勝して全国大会に出場したが、1回戦負けだった。今回はその悔しさを晴らせるように頑張りたい」と話した。

 女子の部は12校が出場。和歌山工業は予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメント(8校)へ進んだ。初戦で近大和歌山、準決勝で桐蔭、決勝で和歌山東を下した。主将を務める堂前さんは大将として出場し、桐蔭戦で小手を決めるなど活躍した。「チーム一丸となって最後まで諦めず戦ったことが優勝につながった」と笑顔を見せ、「全国大会では相手の胸を借りる挑戦者の気持ちで戦いたい。出場できなかった学校の分まで頑張ります」と意気込んでいる。

 このほか、日高地方出身者では和歌山工業の重村有哉君(2年)=松洋中出身=と木村康人君(1年)=同=が団体準優勝メンバーで、重村君は個人戦でも4位に入った。女子は和歌山東の今枝琴さん(2年)=同=は団体準優勝メンバー、神島の村中菜恵さん(2年)=印南中出身=は団体ベスト8のメンバー。日高の男子(橋本耕太郎君、紀田大実君、中野翔君、竹中大悟君、山﨑隆誠君、中村純真君、假家平君)も団体戦でベスト8入りした。いずれも7月17、18日に京都府で開かれる近畿大会に出場する。※日高男子団体は写真掲載を辞退。