和歌山市西浜の有限会社丸三食品は12日から、クラウドファンディング「焼肉・ホルモンのタレ ダイナミックタレ」を復活させるプロジェクトをスタートさせる。

 「倒産からの再挑戦。和歌山の『ソウルフード』を美味しく救ってください」と銘打って、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」内で、来月11日までの間に100万円を目標として協力を呼びかける。協力した人には金額に応じて、タレのセットや熊野牛・紀州和華牛食べ比べセットなどが送られる。

 ダイナミックタレは調味料メーカー、ダイナミック食品(和歌山市永穂)の主力商品だったが、昨年8月コロナ禍の影響で売り上げが減少し倒産。県民のソウルフードには、惜しむ声が多く上がっていた。長年、取引関係にあった丸三食品が中心となり、レシピを引継ぎ新たに製造委託先の工場を見つけ、生産販売を再開できる見通しとなった。

 今月下旬に製造工場が完成し、製造を開始。8月以降に店頭販売を開始する予定という。

 集めた費用は50万円を営業に、SNSなどを使った広報に50万円を予定している。