6月6日の「梅の日」を前に、日本一の梅の産地みなべ町では4日、町内の小中学校や幼稚園・保育園などで梅干しおにぎりを食べる取り組みが行われた。

 米は町と交流がある新潟県南魚沼市の南魚沼産コシヒカリ、梅干しは町内5つの農業団体でつくる「アグリ」提供の南高梅を使用。今年も最高級の贅沢な梅おにぎりとなった。

 上南部小学校(爰川英人校長)では児童195人が梅おにぎりを手作り。新型コロナ感染予防に配慮し、給食当番がラップの上にご飯とおにぎりを乗せて配り、子どもたちは大きなおにぎりをおいしそうにほおばっていた。朝の会では6年生が下の学年に梅についての絵本の読み聞かせや、クイズを出すなどの取り組みも行った。

 3年生の九谷沙良さん(8)は「おいしい。梅干しは食べ物の中でも好きです」と笑顔だった。