長年にわたり地域の防犯活動に尽力し、犯罪の抑止に貢献した個人、団体をたたえる県防犯協議会連合会の2021年度防犯功労者・団体表彰で受賞者が決まった。県内から19人と6団体。御坊署管内では御坊広域青少年補導センター少年補導委員連絡協議会会長の清水実さん(67)=御坊市塩屋町北塩屋=が選ばれた。

 県防犯協議会連合会の防犯功労者と団体に対する表彰。新型コロナの影響で27日に予定されていた表彰式は中止となり、清水さんへの伝達は27日、御坊署で行われる。

 清水さんは2006年から御坊広域青少年補導センター少年補導委員の委嘱を受け、18年4月から同連絡協議会の会長として、率先して青少年の非行防止と健全育成に尽力。河南地区青少年補導連絡協議会副会長、御坊市の民生児童委員会連絡協議会会長、暴力追放・生活安全推進協議会監事、御坊署塩屋駐在所連絡協議会会員も務めている。

 さまざまな立場を通じて登下校時の子ども安全見守り、夜間パトロール等、献身的に各種防犯ボランティア活動に取り組み、地域の安全、安心確保に大きく貢献。16年には御坊署警察法施行記念感謝状を受けている。

 今回の受賞に「大変光栄です。いままで地域の皆さんのご理解とご協力、そして補導委員の皆さんの活動への情熱に支えられてきました。これからも地域への恩返しの気持ちを忘れず、青少年健全育成の精神を持ち、子どもたちのために、そして地域防犯のための補導委員としての役割を果たしていきたいと思います」と話している。