写真=EEパークでドライバーを歓迎

 東海~近畿地方を舞台に名所や旧跡を巡る国際クラシックスポーツカーラリー「ラ・フェスタ・プリマヴェラ2021」は3日目の18日、2年ぶりに日高地方を駆け抜けた。全国各地から往年の名車45台が御坊市のEEパーク、日高川町の道成寺、由良町の道の駅白崎海洋公園に設定されたチェックポイントを華麗に通過。沿道やEEパークへ見に訪れた地域住民らが手を振って歓迎した。

 昨年は新型コロナの影響で中止。1200㌔以上にわたるラリーは、16日に名古屋市をスタートし、三重、和歌山、奈良、兵庫を通って19日に京都市のゴールを目指した。
 18日は午前7時半にみなべ町のホテル&リゾーツ和歌山みなべをゼッケン番号順に出発。国道42号を北上し、御坊市塩屋町南塩屋のEEパークには、8時ごろから1928年式ブガッティを先頭に名車が続々と入場した。

 チェックポイントでは、御坊市の三浦源吾市長、小池佐左夫市議会議長、御坊商工会議所の上西一永会頭、塩路泰弘専務らがドライバーに和洋菓子詰め合わせやスターチスの土産物をプレゼント。第8代宮子姫オフィシャルコンパニオンの天川香苗さん、西川季希さんがチェックポイント通過の証明となるスタンプを押し、御坊市公認PRキャラクター「みーやちゃん」とともに笑顔で歓迎した。

 会場では新型コロナ対策が講じられ、密を避け、拍手で歓迎、応援。日本を代表するラリードライバーの篠塚建次郎さんら運転手もマスク姿で手を振っていた。

 日高町から来ていた会社員の男性(35)はカメラを手に「初めて来ました。(ゼッケン)1番の車が特によかったですね」。同じく日高町の小学3年と4歳の兄弟も「カッコよかった。乗りたーい」と笑顔を見せていた。