WTV旗争奪第46回県ママさんバレーボール選手権大会が11日、和歌山市の県立体育館で開かれ、日高地区(みなべ町を除く日高地方1市5町)のごぼうはまゆうが初優勝を飾った。地区内で活動するチームから選手が集まり、試合ができる9人ぎりぎりで出場。コロナ禍で思うように練習ができないなかも、チームワークよく決勝は粘り、逆転の末に接戦を制した。

 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。開会式の入場行進取りやめやマスク着用でのプレーといった感染症対策を講じ、混成チームを含む県内の4チームがトーナメントで熱戦を展開した。

 ごぼうはまゆうは1回戦で加太クラブ(和歌山市)を2―0のストレートで下し、決勝はオレンヂクラブ(那賀)と対戦。第1セットを14―21で先取されたが、第2セットを21―16で奪い返し、最終第3セットを21―12でものにした。

 大会に向けて日高地区の予選は行わず、地区内の6チームに声をかけて、混成チームを編成。ごぼうはまゆうで出場した。2月末から週1回の練習を開始したが、選手全員がそろったのは大会当日が初めて。初戦は同大会への初出場や県立体育館のセンター1コートでの試合に緊張で硬さが見られたが、徐々に本来の実力を発揮し、ボールを拾ってつないだ。決勝は第1セットを落とした後、「勝つよ」と気合を入れ直し、攻めのサーブで試合を有利に展開。津村道子監督は「セットを重ねるごとによく拾い、つなぎ、チームワークのとれたいい試合ができた。みんな仲良く、雰囲気良く戦えました」と話していた。

 大会の模様は28、29日、いずれも午後2時からテレビ和歌山で放送予定。開会式ではごぼうはまゆうの山本亜実さんが選手宣誓した。ごぼうはまゆうのメンバーは次の皆さん。

 津村道子(監督)、森本直美、吉岡文、山本亜実、山本真理子、大川千夏、島西香織、芝千波、村上祐子、花尻真理子、上野山奈津紀